#16 和を感じるお花のお話
立春を過ぎ、春がの足音が間近になるこの季節、じつは日本ならではのお花イベントが続けてやってきます。
ナチュラルな洋花をたくさんご用意しているFlowerkitchenですが、京都にも店舗があり、和風のアレンジやプリザーブドフラワーもたくさんとりそろえています。
今回は、そんなほっこり和を感じるお花のお話です。
3月の始めにやってくる「ひなまつり」は、もともと「桃の節句」という行事です。
かわいらしい桃の花が咲く時期に、女の子の健やかな成長を祈ります。
ひな人形やひなあられなど、スーパーに並ぶお菓子もとにかく桃色でかわいいのが楽しいイベントですね。
近頃はひなまつりケーキということで、ちいさなおひなさまの砂糖菓子が載ったケーキも見かけるようになりました。
Flowerkitchenでも、じつはこの時期だけのおひなさまピックが人気です。
おなじみのレギュラーアレンジメントが、お花型のかわいいピックでお雛様のお祝い花に早変わり。
ひなまつりのプレゼントをお考えの方にはぜひおすすめしたいのですが、旬のアレンジメント「春色ミックス」のカラーに、このひなまつりピックを付けると最高にかわいい。
ぜひチェックしてみてくださいね。
少し季節を戻って、2月の下旬から3月にかけては梅の花が見ごろを迎えます。
梅のお花のいいところは、低いところで花が咲くため、お花の香りを存分に感じられること。
梅がたくさん咲いている梅園に足を踏み入れると、優しい香りに包まれます。
まだ少し寒い季節の中にも、色で香りで楽しませてくれる梅の花は、昔々から日本人に愛されて、万葉集などの古典文学や百人一首にもたくさん登場します。
「令和」という元号も、梅の花を詠んだ歌にあやかったと注目されましたね。
そして、3月から4月にかけては、みんな大好きな桜のお花見の季節。
日本を代表する特別なお花です。
お花柄の着物を着るとき、今の季節に合わないお花の着物は選ばないものですが、桜の花だけは特別で、一年中桜柄の着物を着てよいといわれています。
咲く前のつぼみ、満開の花、そしてひらひらと散る姿まで、やはり毎年桜の花を見ると、特別な気持ちになるものですね。
Flowerkitchenでは、つぼみの状態から開花を楽しめる桜の盆栽が今年も大人気。
そして、今年から登場したサクラの枝も、枝物ならではの堂々とした佇まいの中、つぼみからゆっくりと咲いていく道のりを見守ることが出来ます。
少しずつふくらむつぼみと一緒に春を待てば、一日一日が特別なものに感じられそうです。
日本の優しいお花たちに囲まれて、ことしは特別な春を過ごしてみませんか。