秋から冬への季節の移り変わりを、肌で感じるようになってきました。
ついこの前まで半袖で過ごしていたけれど、そろそろマフラーや手袋をクローゼットから発掘しなきゃ……と、冬じたくが否応なしに始まりそうです。
秋の実りを感じた、ハロウィンのかぼちゃの飾りはとってもすてきでしたが、クリスマスの飾り付けはやはり格別。キラキラ光るツリーも、かわいいサンタさんや雪だるまも、そわそわと出番を待っていることでしょう。
シーズンとしては冬なので、あまりお花のたくさん咲く季節ではありませんが、そんな中でもクリスマス気分を盛り上げてくれるのは、やはりポインセチアでしょうか。
赤と緑のコントラストはもちろんのこと、白と緑も雪の積もった木のようで、どの色の組み合わせでもぬくもりのある冬を感じさせてくれるポインセチアは、クリスマスフラワーとも呼ばれて、この季節を華やかにしてくれます。
何年か前からは、かわいらしいピンク色のポインセチアもよく目にするようになりました。マットな質感はどんなお部屋にもよく合い、素朴でナチュラルなあたたかいインテリアとなってくれます。もっと華やかな装いがお好みでしたら、葉っぱにグリッターやラメでおしゃれした鉢植えも見かけますね。粉雪のかけらが輝いているようで、目に入るたびに心がときめいてしまいます。
さて、薄々お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、ポインセチアで赤やピンクに色付いている部分は、苞と呼ばれる葉っぱです。お花は色づいた苞の真ん中にあり、小さな黄色や黄緑色に見えることが多いです。ポインセチアの鉢植えを見かけたら、ぜひ一度お花も探してみてくださいね。
一般的に出回る育てやすい植物ではありますが、寒すぎる環境では葉っぱが落ちやすくなってしまいます。10度を下回ると弱ってしまうことが多いので、お部屋の中で育てるのに向いています。
10度前後で寒いと感じ始めるのは、だいたい人間と同じですね。お部屋にいる人と同じように、あたたかさや寒さを感じていると考えていただけるとわかりやすいと思います。お家で育てるときには、そんな家族の一員として接してあげてください。
華やかでワクワクしてしまう色あいは、きっとプレゼントとしても喜ばれます。花束やアレンジメントはもちろんですが、クリスマスフラワーの鉢植えのプレゼント、なんて素敵なのでしょう。
諸説ありますが、花言葉は「祝福」「幸運を祈る」など、これまたクリスマスらしい心温まるものが知られています。もしも大切な方にプレゼントするときには、「こんな花言葉がありますよ」とそっと伝えてみるのもいいかもしれません。
もちろん、ご自分へのプレゼントにも本当におすすめです。お気に入りのお花といっしょに、どうぞ心あたたまる冬をお迎えくださいね。