バレンタインデーのおはなし

バレンタインのおはなし

冬の寒さが身にしみ春が待ち遠しい季節、心あたたまるイベントのひとつに、2月14日のバレンタインデーがあります。
世界中でいろいろな形のバレンタインデーがお祝いされていますが、共通して「愛の日」のイメージがあるようです。

日本でのバレンタインデーといえば、女性が意中の男性にチョコレートを渡して愛情を伝える日、というのがもともと始まったころのあり方だったようです。1950年代から流行が始まり、「本命チョコ」「義理チョコ」といった独自の文化が生まれました。当時ドキドキしながらチョコレートを用意した人たちの気持ちを思うと、ちょっとキュンとしてしまいます。いつの時代も、大切な気持ちを伝えることにはとても勇気がいりますが、甘くてかわいいチョコレートが、何人もの勇気を後押ししてきたことでしょう。

それから70年くらいたった現在、バレンタインデーの形は本当に自由になってきました。
日本ではやはりチョコレートの贈り物が主流でしょうか、お正月を過ぎたあたりから、たくさんのお店でかわいらしいハート型のチョコレートや、手作りキットなども見かけます。百貨店でのイベントも盛んですね。バレンタインデーのチョコレートの催し物は、どこも大人気で、安心感のある定番から見たこともないような海外のチョコレートまで、甘い物好きの心はこれでもかとくすぐられてしまいます。

とはいえ今となっては、女性から男性への贈り物と決まっているわけではないですし、チョコレート以外の贈り物のバリエーションもさまざまです。性別には関係なく好きな人に贈る「友チョコ」、お気に入りのアイドルやスポーツ選手への「推しチョコ」なんかもとってもかわいい文化ですね。

前述の百貨店のイベントに足を運べば、「自分チョコ」をいちばん多くゲットしてしまうという経験をされた方も少なくないはず。プレゼントを贈りたいと思って、相手のことを考えながらワクワク一生懸命に選ぶ、もうそれだけで十分なほど気持ちは伝わりそうですが、お相手にしても愛の日にギフトをもらうということは、本当にあたたかくすてきな意味を持つはずです。

2010年代からは、わたしたち花屋の取り組みとして、「フラワーバレンタイン」もおすすめしています。恋人やご夫婦はもちろんのこと、ご家族やお友達、そしていちばん大切なご自分自身にも、誰から誰へ贈ってもいいのです。丁寧に選んだお花をプレゼントする日、考えただけで心があたたまります。

ご注文を多くいただくのはイメージカラーで赤やピンクのお花でしょうか。ハートのかわいい飾りもご用意しています。

でも、世の中にはいろとりどりのお花があります。大切な人の好きな色を知っていますか? イメージで選ぶならどんな色でしょうか。バレンタインデーが形を変えながらずっと愛の日として続いているように、相手を思う気持ちがあれば、その色も形も本当に自由です。ギフトが何であっても、お相手が誰であっても、バレンタインデーを楽しむ気持ちがいちばん。

あなたが心からワクワクできる愛の日の過ごし方、あたたかいお部屋でゆっくりと考えてみてくださいね。

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