母の日のおはなし

母の日のおはなし

5月の大切なイベント、母の日。日本では、ゴールデンウィークを過ぎた5月の第2日曜日を母の日としています。

「日本では」とお伝えしたのは、じつは世界中でいろいろな日付の母の日があるから。母の日を5月としている国は多いですが、日本のような日程の国もあれば、はっきりと日付が決まっている国もあります。

5月だけでなく、2月、3月、11月など、多種多様なイベントとなっているようです。日本はアメリカの流れを取り入れて母の日が始まったため、アメリカと同じ日程となっています。

さて、お花屋さんにとっては、1年でいちばんの大イベント。町に貼られたポスターでも、インターネットのちょっとした記事でも、「母の日」というワードとともに、カーネーションをはじめとしたお花のイラストや写真を見かけることがこの時期多いのではないでしょうか。

母の日といえばカーネーション、とわたしたちの多くがイメージしますが、「このイベントといえばこのお花」といえるほどお花が定着したイベントは母の日以外にありません。普段お花を贈る機会がない方も、この時はプレゼントの候補のひとつにお花を考えてくださることが多いはず。

少しでも多くの人たちに、お花を贈る楽しさや、お花を受け取る幸せを感じていただきたくて、花屋の準備にもかなり気合が入ります。以前にもカーネーションのコラムでお伝えしたように、いろとりどりのカラーバリエーションがカーネーションの大きな魅力です。近年では鉢植えのカーネーションもかなり多くの色が用意されていて、ながめるだけでもワクワクしてしまいます。

春から夏にかけての華やかな時期であることも相まって、心が躍るようなカラフルなギフトがあふれるのも母の日のすてきなところです。

お花だけではなく、お菓子やファッション雑貨、はたまた旅行などの体験を贈るのも流行しています。いっしょに過ごす時間が何よりのプレゼント、というのは本当にそのとおり。お花やプレゼントをいっしょに探しに行くのもすばらしい過ごし方ですね。

母の日はもちろん「お母さんに感謝を伝える日」ですが、バレンタインデーやクリスマスの過ごし方が時代とともに変わっていくように、いくらでも自由に楽しむことがなによりも大切です。

お相手がお母さんだけではなく、ほかの家族でも、お世話になった方でも、お友達や恋人でも、感謝を伝えるその心がすてきです。

思い思いの過ごし方とギフトで、大切に思える人やもの、ことがあることへの幸せを感じる日のきっかけになれば、とてもうれしいなと思います。

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