お供えのマナー
◇主な法要
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『初七日』…没後 7日目 | 『一周忌』…没後 1年目 |
『三十五日』…没後 35日目(五七日) | 『三回忌』…没後 2年目 |
『四十九日』…没後 49日目(七七日) | |
『百か日』…没後 100日目 |
◇初七日~四十九日の花
⇒亡くなられて四十九日まで、地方による風習など分かりかねる場合は白を基調と、グリーン程度のさし色が無難です。 基本的には四十九日までは 「色は白中心、または白のみ」 「バラなどトゲのあるお花は使わない」 と言われていますが古くからのしきたりであって、必ずしもそうしなくてはいけないというものではありません。 ただし、ご遺族との面識が薄ければ薄いほどお色も薄く白を基調に仕上げる”白上がり”と呼ばれるお花を用意するのが無難です。 |
◇四十九日法要以降のお命日、ご法要の花
⇒故人様のお好きだったお花や故人様をイメージするような淡い色などでお作りし、 ご遺族様の心の慰めとなるようなお花をお作りすることが可能でございます。 真っ白なお花ももちろん美しく、失礼に当たりませんが、お花によっては 少しさみしく感じられます。 四十九日以降でしたら多少の色を入れても良いかと思われます。 「遠方のため葬儀に参列できなかった」「葬儀にお花も出せなかった」という方もご安心ください。 お悔やみのお花は、四十九日までにお贈りになれば、決して遅くありません。 また、遺族の方側からすると、葬儀があわただしく終わって、ようやく落ち着いた頃は、同時に寂しさが増してくる時期でもあります。お悔やみのお花を送る時期としては最も適しているかもしれません。 |
◇枕花・お通夜・お葬式
⇒急な訃報を受け、すぐにお花を届けたい・・・ そのような場合も、お通夜、葬儀会場が、ご自宅でない場合などは、お届け先の確認が必要です。
○ご自宅を不在にされる
○葬儀会場などで、お花を受け取り拒否される場合がある
○ご遺族さまの特別な意向がある
などがありますので、ご連絡がつく場合はご遺族様に確認後に贈る、 ご連絡がつきにくい場合は 四十九日までにご都合を伺って贈られる方がよいかと思います。
◇法事・命日の花は前日までに
⇒法事や命日の場合は当日までに(できれば前日までに)届くように手配します。 多少早い分には構いませんので、後日のお届けにならないように早めに手配されることをお勧めします。 法事や命日の場合、お寺やお墓での法要などでご不在の場合があります。お命日当日をにご不在の場合は翌日のお届けになってしまいます。またご自宅での法要の場合も当日法要の最中にお花が届くよりは、前日までにお届けする方が安心です。 同様に、お盆やお彼岸に贈る場合も「入り」までに届くように早めに手配しましょう。 |
◇花束とアレンジメントにつきまして
⇒亡くなられて~初七日までの多忙な時期、ご自宅以外へのお届けはアレンジメント(籠花)が好ましいでしょう。 アレンジメント(籠花)はそのまま置けて手間がかかりませんが、花束の場合、花瓶を用意して、活けなくてはなりません。 アレンジメントなら手軽に置くだけなので、お手を煩わせることがありません。 初七日以降もご家族構成、飾られる場所などを考慮して選べればベストです。 どちらでもよい、わからない といった場合はアレンジメントが無難です。 お花が大好きでお花を欠かさないご家庭の場合は、お花の長さもあり 工夫ができる花束の方が喜ばれるように思います。 |
◇春と秋のお彼岸について
⇒3月の春分と9月の秋分の7日間をお彼岸と言います。各家庭でもお花を供えて先祖の霊を供養します。 |
◇葬儀の花(お通夜・告別式)
⇒まず、お通夜や告別式に参列する場合は特にお花を持って行く必要はありません。
親しい間柄の場合など、祭壇に並べる供花を出したい場合は花屋ではなく、まずはその葬儀が行われる斎場やホールなどに入っている葬儀社に連絡し「自分もお花を出したい」という旨を伝えます。大抵の場合は他の方と同じお花を手配してくれます。 <注意!> 葬儀場などにやみくもにお花を送っても、逆に迷惑になることがあります。 斎場やホール、お寺など、葬儀が行われる場所は様々ですが、大抵は出入りの葬儀社・ 花屋が決まっています。場所によっては外部からのお花の持ち込みが不可だったり、持ち込み料が数千円かかったりすることがあります。 また、一つだけ内容が違ったお花が届くと、祭壇全体のバランスが崩れ、違和感が生じることもあります。ですから葬儀の祭壇に並べる供花は、他の方々と同じく、出入りの葬儀社に手配することをお勧めします。 |
◇ペットのお悔み・お供えの花
⇒ペットを飼っていらっしゃる方ならお分かりかと思いますが、ペットは家族と同じですよね。
亡くなった時は本当に深い悲しみに覆われます。
そんな飼い主の方にお贈りするお花は、淡くやさしい感じの色合いのお花がおすすめです。
あまり大げさにせず、かわいらしいお花で悲しみを癒してあげてください。
仏事とはいえ、白一色の色合いにする必要はありません。 |